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光学ズームとデジタルズーム

コンパクトデジタルカメラやビデオカメラには、光学ズーム5倍、デジタルズーム3倍などというようにズームにも2つ種類があると思います。では、この違いを解説していきたいと思います。

光学ズームはレンズを動かすことによって、 焦点距離を変化させて、光学的に拡大・縮小し、広角・望遠を切り替える方式のことです。この方法では画質は劣化しません。

デジタルズームは撮像素子で捉えた画像の中央部分を拡大し、補間処理を行い、まるで望遠レンズで撮影したかのように被写体を大きく見せかける方法です。この場合、レンズは動かさないので実際に写る大きさは変わりません。そのため、デジタルズームでは画質が少なからず低下してしまうのです。


光学ズーム

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18mmで撮影

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250mmで撮影

デジタルズーム

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18mmで撮影

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上の画像を14倍拡大し、トリミングしたもの(デジタルズームと同じ)



違いは分かりますね。これは18-250mmのズームレンズの両端の画像なので極端ですが、こんな感じになってしまいます。できれば、使いたくありませんね。といっても、デジタル一眼レフカメラは光学ズームしかできませんけど。

 ちなみに、この画像はフォトレタッチソフトで加工し、デジタルズームと同じ処理を加えたものです。ビデオカメラなどではデジタルズームをオン・オフすることができると思いますが、画質は落ちるといっても使い道はあるのでオンにしておきましょう。被写体が遠くにあってせっかく撮ってもなにが撮りたかったかわからないよりは、少々画像が荒くても自分がなにを撮りたいのかという意図が相手に伝わった方がいいですからね。




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