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RAWデータ

レンズを通して取り込まれた光は撮像素子で電気信号(アナログからデジタル)に変換され、画像処理エンジンで様々な加工が行われます。 その後デジタルカメラで広く普及しているJPEG形式の画像になります。画像処理エンジンはデジカメの心臓部であり、画質の違いが左右されるものなので各社が開発にしのぎを削っています。

 デジタル一眼レフカメラにはRAW(ロウ)とよばれるファイル形式があります。 これはデジタル信号に変換されたデータを画像処理エンジンを介さずにカメラの設定情報を加えて保存する方法で『生データ』とも呼ばれています。 RAWデータは専用ソフトを使用してJPEGに変換する必要があります。これをしないとパソコンなどで見ることができませんが、専用ソフトはカメラの付属品として付いてきますしメーカーのサイトでダウンロードすることができますので深く考える必要はありません。

 また、RAWデータはより細かな編集や加工が可能となり、編集をしても画質の劣化が少なく、自然な仕上がりにすることができるのが特徴です。 しかし、1画像あたり15〜25MB程度のファイルサイズになるので記録媒体(SDカードなど)の容量に注意する必要があります。


 通常はJPEG形式のデータでも十分すぎるほど編集・加工できるので、初心者の方はRAW形式で保存しなくてもよいでしょう。ですが、一瞬しかないこと、大切な行事など失敗してはいけない時には、撮影後の加工自由度が高いRAW形式で保存した方がいいでしょう。記録媒体の容量に余裕がある人はJPEGとRAWのデータを同時に記録のもよいでしょう。撮影の後に加工するにはフォトレタッチソフトが必要になります。




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