紅葉
あると便利なもの
フィルムカメラの時代から、カメラブレは失敗写真の原因No.1です。 大きなものから、小さなものまでいろいろなものがあります。エントリーモデルのデジタル一眼レフカメラの場合はそれほど大型のものでなくとも使用できますが、いろいろなシーンを想定すると中型のものがおすすめです。
PLフィルター
紅葉のてかりを抑えることで、紅葉の色がより冴えて写ります。 こんなときに使用するのがPL(偏光)フィルターです。 偏光の効果はカメラの液晶モニターにより効果を確認します。これが取り付けられない機種もありますので使用説明書でご確認ください。それでも使ってみたい場合は撮影レンズの前に当てても使えますが、カメラブレに注意しましょう。
基本条件
撮影モード:
絞り:
ISO感度:
ホワイトバランス:
絞り優先モードにして背景のボケを考えましょう。ズームをすると絞り値が高くなりますが、あまり気にしなくて大丈夫です。背景まではっきりさせたいなら閉じ、ぼやかしたいなら開きます。ISO感度はなるべく低めに設定します。絞りを調節するとシャッタースピードが遅くなることがあるので、三脚はある方が良いでしょう。
PDCAサイクル
あなたが感じた秋を、どのように表現したら感動した写真になるかを考えます。
写真は、「ピント」「露出」「構図」が三要素になります。これらを、どのようにするかで写真が決まります。
同じ場所で、同じ被写体を見ても、人によって感じ方が異なり、さらに同じように感じても写真の表現方法は変わります。
ピントを合わせたい被写体をAFフレームに合わせます。
シャッターボタン半押しを確実に使うと、ピントがちゃんと合うだけでなくカメラブレも軽減します。
撮った写真をその場で確認するには大型液晶モニターでもわかりにくいのでピンボケやブレの確認はズームボタンで拡大して見ましょう。
明らかな失敗写真は消しますが、少しイメージが異なって見えた写真はそのままにしてもう一度撮り方を変えて撮影しましょう。そして、それらの写真を比較し気に入った写真を残すようにします。 選ぶ眼を養うために、写真集・写真展・美術展などを、できるだけ見るようにしましょう。
強調したい紅葉を浮き上がらせて撮る
何を強調するか考えて、ピントをどこに合わせるかを決めましょう。手前にピントを合わせれば背景からピントを合わせた被写体が
葉の色をより鮮やかに撮る
色の変化や対比を見せる
紅葉はいろいろな色が、その時々で現れます。良く観察して面白いポイントを見つけましょう。また、水に反射した紅葉や緑の葉の中の紅葉も面白いです。ピントはどの部分の色の対比を見せたいかでを合わせる部分を決め、切り取る範囲を良く考えましょう。
より赤っぽさを表現する
紅葉の赤っぽさが物足りないというときには、
左側はオート、右側は日陰にそれぞれホワイトバランスを調整して撮影しました。
白くなってしまったら
晴れた日に紅葉を撮ろうとすると、葉に光が反射しすぎて白くなってしまう場合があります。これは自動露出がうまくいっていないためです。こういう場合は