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記録メディアの選び方

いまや、ほとんどのデジタルカメラの記録媒体はSDメモリーカードとなっています。そのため、メーカーごとに記録媒体が違って困ることや、買い増しするときなどにどれを買うのか探したり迷ったりすることもなくなりました。
 とはいえ、少なからずSDカードを買うときにチェックするポイントはあります。そのチェックポイントについてここでは書いていきたいと思います。


SD・SDHC・SDXCメモリーカードの違い

イメージ

これらのカードの違いは保存できるデータの容量です。SDメモリーカードの最大容量は2GB、SDHCメモリーカードは最大32GB、SDXCメモリーカードにおける規格上の最大容量は2TB (2048GB) です。2009年時点で、大容量化については数年以内での256GB化までの製造技術の目処が立っていますが、それ以上の容量は製造技術がそこまで至っていないため技術革新が必要な状態となっています。

 SDXC対応機器ではSD/SDHCメモリーカードを扱うことができます。SD/SDHCメモリーカードが存在している理由はデジタルカメラの高画素化や動画撮影機能の充実によってデータの大容量化が進行し、より大きな容量が必要となったからです。

 SDメモリーカードを購入する際に一番気をつけなければいけないのは、

SDHC/SDXCメモリーカードが使えるかどうか確かめる

ことです。なぜなら、古い規格に準拠しているものは新しい規格に対応していないからです。SDよりもSDHC、SDHCよりもSDXC規格が新しいです。


SDスピードクラス

これはデータ転送速度の目安となるものです。


CLASS2 マーク CLASS2 マーク(数字単独) 読み書き時のデータ転送速度が最低2MB/秒
CLASS4 マーク CLASS4 マーク(数字単独) 読み書き時のデータ転送速度が最低4MB/秒
CLASS6 マーク CLASS6 マーク(数字単独) 読み書き時のデータ転送速度が最低6MB/秒
CLASS10 マーク CLASS10 マーク(数字単独) 読み書き時のデータ転送速度が最低10MB/秒


Class 〇の〇の中の数字が大きいほど、より高速での書き込みが可能になります。デジタルカメラでの連写速度などにはこの数値の大小はほぼ関係しません。高速な転送が必要となるのは動画撮影のときです。デジタル一眼レフカメラで動画も撮る方は必ずClass10のものを選ぶようにしましょう。これは、初心者向けカメラでも上級者向けカメラでも同じことです。



UHSスピードクラス



 デジタル一眼レフカメラはまだ対応していない規格の話です。


UHS Speed Class1 UHS Speed Class1 マーク(数字単独) UHSインターフェース対応機器で使用したとき
読み書き時のデータ転送速度が最低10MB/秒


これは従来のSDスピードクラスを置き換えるものではなく、あくまでUHSを介した場合の最低速度を示すものとなっているため、UHSを介さない場合の最低速度を示すため従来通りSDスピードクラスのマークも併記されます。UHSはUltra High Speedの略で、動作速度を引き上げて転送速度を向上させたSDカードの新しい規格であり、このモードを介して転送する場合の最低速度を保証するのがUHSスピードクラスです。よって、UHSインターフェースで使用する場合の目安となります。


信頼性

メモリーカードには大切なデータが入っているわけですから、読み込めなくなったり、壊れてしまってはいけません。なので、信頼のおけるメーカーのものを選びたいところです。では、どのメーカーが信頼できるのでしょうか。
 SDメモリーカードは、1999年8月25日に松下電器産業(現・パナソニック)、サンディスク、東芝による共同開発規格として発表されました。この3社はSDメモリーカードのノウハウを豊富に持っています。やはり、開発したメーカーが信頼できるのではないでしょうか。実際、自分もサンディスクのSDHCメモリーカードを使っていますが、いままで4年ほどの間データが無くなったこともありませんし、落としてしまったときでも故障したことはありません。

 よって、SDメモリーカードを購入する際はパナソニック、サンディスク、東芝のいずれかがおススメです。




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