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外付けストロボの選び方

ふつう、デジタル一眼レフカメラには内蔵ストロボがついています。いまから本体を購入する方は、ついているからストロボは買う必要はないと思うでしょう。しかし、内蔵ストロボはあくまで補助的なもの。実際にこれを使って室内で撮影しようとなると、あまり使えるものではありません。内蔵ストロボでは光量が足りないのです。屋外で撮る分には問題ないでしょうが、やはり室内もメインで撮影したいのであれば、外付けストロボを付けたほうが良いでしょう。

ということで、光量のことも含めてオススメの理由と選び方について詳しく解説していきます。



明るさはガイドナンバーで決まる

外付けストロボ最大のメリットは内蔵のものよりも明るく撮れるということです。ストロボがどのくらいの光量を発するのかはガイドナンバーという数値で決まりますから、基本的に外付けストロボを購入するときはより値の大きなものの方が良いです。しかし、近くの人物しか撮らないのにあまりに光量の多いものを使ったりしても意味がないので、被写体や目的によって使い分けることが大切です。

また、レンズにもマクロレンズがあるように、ストロボにもマクロストロボというものがありますから、花などを撮るときはそれを使うようにしましょう。


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これが、マクロストロボと言われるものです。



首振りがどこまでできるかがポイント

ほとんどの外付けストロボはバウンス撮影(壁や天井に光を反射させて撮影)が行えるので、被写体を自然に照らすことができます。しかし、一万円台の低価格のストロボにはこのバウンス撮影ができないものがあります。バウンス撮影ができて、自然に撮れるからこそ外付けフラッシュを使うメリットがあるのであって、これができないものはあまりお勧めできません。

また、首振り機構も縦方向横方向があります。もちろん両方向に可働するものが望ましいですが、両可動のものは価格が少し高くなります。同じことの繰り返しになりますが、自分の撮影するシーンに合うように、光量、可動範囲を考えて選びましょう。



取り回しのことも考えておく

室内で撮るのであれば、あまり大きなものはかえって撮りづらくなる可能性もあります。コンパクトなものは光量が落ちてしまいますが一般家庭の広さであれば問題ありません。また、持ち運ぶ際もあまり大きなものであると、どうやって持っていくかに意外と悩みます。こんなときにも小さくて携帯性の高いものであれば大変便利です。

ストロボは光を発しますからストロボにはストロボで別途電池が必要になります。光量の少ないものであれば、ランニングコストも気にならず使うことができます。



その他の細かいこと

細かいことを少し書くと、天井へのバウンス撮影を縦構えでしようとすると、左右の首振りが必要になります。また、レンズの長さによっては写真に影が写ることがありますので、撮影の際にはストロボの方向に気をつけましょう。高価なストロボにはワイヤレス機能などがついているものもあり、将来的に深入りしたとしても対応出来る可能性があります。



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上級者用のものは裏面でいろいろな設定ができるものもあります。


ストロボは光量の他にもいろいろな構成要素がありますから、しっかりとひとつひとつを考えていき、自分にベストなものを選びましょう。

とはいえ、これだけは言っておきますが、バウンス撮影はできるものを選びましょう。


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